フリード 室内 寸法

フリードの室内寸法は先代フリードからどう変わった?徹底比較

フリードの室内ってどれくらいなの?
誰か教えてくれないかな?

そんな疑問にお答えします。

車を選ぶ重要なポイントの一つに、室内の広さが挙げられます。

室内が広く、天井が高いと解放感があり快適性は一層増します

私は以前、燃費や外観、価格を重視するあまり、室内寸法を確認せずに車を購入したことがあります。

車が納車され、いざ家族を乗せると「車の大きさの割に荷物が乗らない」「助手席以外狭くて疲れる」「これでその価格は高くない?」と不評を浴びたことがあり、当時はものすごく後悔した覚えがあります。

車を選ぶ際は外観やスペックだけでなく、室内の寸法まで確認すると私のように失敗するリスクを減らせるでしょう。

今回は、フリードの室内寸法が初代からどのくらい変わったのか比較して見ていきます。

また、室内寸法だけでなく、2列目の足元空間や荷室、重量の変化による乗り心地の変化も比較しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事を読んでわかること

  1. フリードは一体どんな車なのか
  2. 新旧フリードの室内寸法の比較

最後には、フリードの室内をさらによりよくするアイテム紹介しています。

手先が不器用な私でも簡単にできましたので、ぜひフリードに乗っている方はお試しください。

 

フリードとはどんな車?

引用:価格.comマガジン

先代のフリードは2008年に「低床、低重心」技術が可能にしたひろびろ空間は、従来のコンパクトカーでは実現が困難だった使い勝手の良さと、居心地の良さを兼ね備えたコンパクトミニバンとして誕生しました。

そして、2016年にフルモデルチェンジされ、先代が築いた「ちょうどいい」をさらに進化させた2代目フリードは室内や安全性能、燃費がパワーアップしました。

フリードのコンセプトは?

  • 一人で使う平日から多人数で楽しむ週末まで、いつでもこの1台でこなせること。
  • 日本全国どこでも、街中でも郊外でも使い勝手に満足できること。
  • あらゆる人が選びやすいクルマであること。

フリードは「いつでも、どこでも、だれでも7days Wonderful Mobility」というコンセプトで作られました。

そのコンセプトを体現するようにパッケージ、デザイン、メカニズム、全ての要素を極限までコンパクトに凝縮したのがフリードなのです。

フリードは誰をターゲットにしている?

フリードのターゲットユーザーは

  • 乗車人数の多いファミリー
  • アウトドアを楽しむため荷物を多く積みたい人
  • 車いすを乗せる人

他にも、ペットを乗せるために5人乗りを選ぶ人もおり、まさにコンセプト通り「あらゆる人が選びやすいクルマ」になっていますね。

乗り心地はどうなの?

フリードの乗り心地は賛否あるが、ポジティブな口コミがやや多かったです。

フリードはコンパクトカーよりも重量があり、足周りがしっかりしているため、路面が雨などで荒れていても道を選ばず快適に運転できます

また、シートはやや硬めに設定されており、これは長時間座っても疲れにくくするためです。

車は移動すると前後左右上下に揺れます。

座っていても人は、その揺れに対応するため自然とバランスをとっているそうです。

シートが柔らかいと体が大きく沈むため、走行時の揺れも大きくなります。

その揺れに対応するため体に余計な力が入る結果、座っているだけでも疲れるそうです。

逆にシートが硬いと、沈み込みも小さいので体をしっかり支えてくれます。

体に余計な負担がかからないため疲れにくく、腰痛も起こしにくいそうです。

重量を活かした安定感のある走りと、シートの硬さまでこだわっているフリードの乗り心地は良いと言えるでしょう。

フリードのグレードは?

フリードのグレードは大きく分けて「G」「G BLACK STYLE」「CROSSTAR」「Modulo X」の4種類があります。

この4種に5~7人乗り、ガソリン車、ハイブリッド車、FF、4WDと枝分かれします。

グレード パワートレイン 駆動方式 乗車人数
フリード G ガソリン FF,4WD 6~7名
ハイブリッド 6~7名(4WDは6名)
G BLACK STYLE ガソリン FF,4WD 6~7名
ハイブリッド 6~7名(4WDは6名)
CROSSTAR ガソリン FF,4WD 6名
ハイブリッド 6名
Modulo X ガソリン FFのみ 6~7名
ハイブリッド 6~7名
フリードプラス G ガソリン FF,4WD 5名
ハイブリッド 5名
G BLACK STYLE ガソリン FF,4WD 5名
ハイブリッド 5名
CROSSTAR ガソリン FF,4WD 5名
ハイブリッド 5名
CROSSTAR BLACK STYLE ガソリン FF,4WD 5名
ハイブリッド 5名
車いす仕様車 ガソリン FFのみ 5名
ハイブリッド 5名(車いす乗車時6名)
車いす仕様車 サイドリフトアップシート ガソリン FF,4WD 4名
ハイブリッド 4名

*FFは前輪駆動、4WDは4輪駆動

グレードの選び方は乗車人数や荷物を多く積みたいなど人それぞれ変わります。

乗車人数の多いファミリーは3列目のあるフリード、荷物をより多く積みたい方は5人乗りのフリード+が良いかもしれません。

G BLACK STYLEとは、黒を基調とした落ち着きのある内装が標準装備のグレードです。

CROSSTARは外観にクロスオーバースタイルを取り入れたグレードです。

クロスオーバースタイルとは?

車高が高く、アウトドアやレジャー向きのSUVの中で、どちらかといえば街乗りでの快適性を重視したスタイルが“クロスオーバースタイル”と呼ばれています。

そのSUV的なスタイルは最近、軽自動車やセダン車にも取り入れられるほど人気があり、フリードにも取り入れられました。

たくさんグレードがありますが、どのグレードを選んでも安全運転支援システムの「Honda SENSING」は標準装備になっています。

「Honda SENSING」とは?

衝突を予測してブレーキを自動でかけてくれたり、前の車にちょうどいい距離を保つ安全運転支援システムです。

それに加え、誤発進抑制装置や衝突軽減の機能もあるため、もしもの時にも役に立ちます。

 

先代フリードとの室内寸法比較

インテリア

引用:フリード公式ホームページ

それでは、初代フリードとの室内寸法を比較していきます。

今回は初代フリードとの比較のため、どちらも3列目があるグレードで比較しています

変化した室内寸法

長さ 高さ
フリード 3,045mm 1,455mm 1,275~1,285mm
初代フリード 2,625mm 1,440mm 1,265mm

幅や高さは車体に依存するため大きく変わっていませんが、長さが420㎜も広くなっています

これだけ広くなっているのは車自体が大きくなったからなのでしょうか?

全長
フリード 4,265mm
初代フリード 4,215mm

全長はさほど変わっていませんでした。

それにも拘わらず、これだけ室内が広くなっているのは素晴らしいですね。

広くなった分荷物もより多く積めますし、ゆとりのある広い空間は解放感があり、快適性が高くなっています。

2列目シートの足元空間

初代フリードの2列目は狭く、一番後ろまで下げても足元が狭く感じる人が多く、同乗者に窮屈な思いをさせていました。

モデルチェンジしていくら室内が広くなっても、1列目以外が狭いとただ荷物が多く積める車になってしまいます

2列目シートの足元空間は変わったのでしょうか

2列目シートのスライド幅
フリード 360㎜
初代フリード 240㎜

フリードの2列目シートのスライド幅は120㎜拡大して、360㎜になっているため格段に広くなっています

足元空間が広いと、足を伸ばしてくつろげるため長時間座っても疲れにくく、2列目に座る人も快適に旅を楽しめます

また、チャイルドシートに子供を乗せた際にそのまま楽に乗車できるため、雨の日でもぬれない点は非常に良いですね。

次は、他の変化した荷室の寸法も見ていきます。

荷室の寸法

荷室高 荷室幅 開口部地上高 ラゲッジスペース高さ
フリード 1,110mm 1,080mm 480mm 1,255mm
初代フリード 1,240mm 1,160mm 480mm 1,240mm

荷室全体も広くなっています

開口部は広くなっているため荷物の出し入れがしやすくなりました。

幅は80㎜狭くなっていますが、3列目シートを跳ね上げればベビーカーを畳まず乗せられるほど広いため、大きな荷物も問題なく積めます。

変化していない室内寸法

フルモデルチェンジで室内は全体的に広くなっていますが、逆に変化していない室内寸法はあるのでしょうか?

調べた結果、開口部地上高は変化していませんでした。

開口部地上高とはバックドアを開けた際の荷室までの高さで、これが低いほど荷物の積み下ろしが楽になります

ミニバンやステーションワゴンの開口部地上高の平均は約600㎜と言われていますので、480㎜でも低めに設定されていますね。

元々低めに設定されているため変える必要がなかったと思われます。

実は初代よりも重量が重くなっている

重量
フリード 1,350㎏~1,520㎏
初代フリード 1,280㎏~1.400㎏

初代と比べ70~120㎏重くなっています

重量が上がるメリットは路面からの振動を受けても影響が少ないため、乗り心地は良くなります

たとえば、走行中の振動が少ないと同乗者も疲れにくくなり、長時間の移動でも快適に過ごせます。

他にも、空気抵抗が少ないので風の強い日でも風にあおられることもなくなるでしょう。

逆に、重量が上がったデメリットは、発進時の燃費や加速の良さが悪くなります

決してメリットばかりではありませんが、セダン車のプリウスでも1,450㎏なので重すぎて燃費がヤバイ!ということはなさそうです。

 

フリードと初代フリードの乗り心地の変化

Photo:フリード HYBRID CROSSTAR(FF) ディーラーオプション装着車

引用:フリード公式ホームページ

フルモデルチェンジの結果、乗り心地はどう変化したのでしょう?

室内や足元空間が広くなり快適性が上がった

室内と足元空間は車の乗り降り、同乗者の乗り心地に直結します。

私は今までいろいろな車に乗りましたが、やはり室内や足元が広いとくつろげるため、乗り心地は良く感じます。

重量が上がり走行中の振動が減った

車は長時間過ごすことが多いので、走行中の揺れはできるだけ少ない方が乗り心地は良いです。

フリードは市街地でも、高速道路でも乗り心地が良く静かで、同乗者にも優しい設計になっています。

以上の変化により、フリードはモデルチェンジの結果、乗り心地は格段に上がりました

 

室内をより良くするアイテム紹介

HYBRID CROSSTAR / CROSSTAR 特別仕様車 BLACK STYLE

引用:フリード公式ホームページ

シートバックポケット

シートバックポケットは、運転席と助手席の背もたれに付ける収納ポケットです。

除菌シートやタブレット、お菓子などを収納できるため、車内が散らかるのを防ぐことができます

また、収納場所を決めておくと子供の片付け習慣も養え、物がどこに行ったかわからなくなることもありません。

小さいお子さんがいる方は1つ設置しておくことをおすすめします

ルームミラー

ルームミラーを変えると、純正のバックミラーよりも視界が広くなります

後ろをより広く確認できるため、曲がる際や車線変更での死角が減り事故防止に繋がります

また、平面鏡のため純正のものと同じ距離感で、違和感はありません。

さらに、はめるだけなので取り付けも取り外しも非常に簡単。

重さで角度が変わることもないので非常におすすめです。

 

フリードの室内寸法は先代フリードからどう変わった?徹底比較!:まとめ

Photo:フリード HYBRID G 特別仕様車 ブラックスタイル(FF/6人乗り) ボディーカラーはプラチナホワイト・パール

引用:フリード公式ホームページ

まとめると、

  • フリードの開発コンセプトは、「いつでも、どこでも、だれでも7days Wonderful Mobility」
  • フリードのターゲットユーザーはファミリー層で、乗り心地は最高
  • 先代より、室内が広くなり、解放感が上がり快適性が増した

フリードの室内寸法は初代と比較するとだいぶ広くなり、ファミリーで乗っても快適に過ごせるでしょう。

室内の広さは車を選ぶ際の重要なポイントです。

フリードの室内の広さはたくさんあるコンパクトミニバンの中でも頭一つ抜けており、非常におすすめです。

こちらの記事も合わせて読めばさらにフリードについてより深く知れます。

フリードの寸法は?車内の広さは?運転性能も含め解説します!

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